スポンサーリンク

海千山千とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

海千山千

人を評価するときに使う「海千山千」という言葉。

「うみせんやません」と読みます。

「海千山千」を誉め言葉として使用している人がいますが、誉め言葉として使用するのは適切ではありません。

この記事では「海千山千」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

海千山千の意味

「海千山千」には次の意味があります。

様々な経験を積み、世間の表裏を知り尽くしてずる賢いこと。また、そういう人。海に千年山に千年。海千河千。(出典:大辞林)

「海千山千」をわかりやすく言うと「経験豊かで世間の表も裏も知っている、悪知恵が働くしたたかな人」というような意味になります。
「海千山千」を誉め言葉で使用すると失礼にあたります。

具体的な使い方や例文は下記の通りです。

使い方・例文

・これを聞いた時にはさすがに海千山千の吾輩も、尻に帆を上げかけたね。
(出典:夢野久作『ドグラ・マグラ』)

・それこそ海千山千のプロも顔負けの小娘を、あたしは何人も知ってます。
(出典:シムノン/矢野浩三郎訳『モンマルトルのメグレ』)

・そこには海千山千の商人が何人も集つどい、そんな連中を束ねる人間がいる。
(出典:支倉凍砂『狼と香辛料Ⅸ 対立の町<下>』)

・彼が海千山千のしたたか者であることは、ひろく世間にも知られていた。
(出典:モーパッサン/木村庄三郎訳『脂肪の塊・テリエ楼』)

・これはモスカ伯爵派と対立する一派の頭に立つ海千山千の策謀家だった。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』)

タイトルとURLをコピーしました