気候
「温暖な気候」などのように使う「気候」という言葉。
「気候」は、音読みで「きこう」と読みます。
「気候」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「気候」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
気候の意味
「気候」には次の意味があります。
・ある土地で、1年を周期として繰り返される大気の総合状態。(出典:デジタル大辞泉)
現在は、気温や降水量などの30年間の平均値を用いて測定します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・若い頃に旅行したことがある東南アジアの気候のようだと言って笑った。
(出典:今野敏『宇宙海兵隊ギガース2』)
・一晩で気候はすっかり変わってしまい、空気にも秋の香りが感じられた。
(出典:フィッツジェラルド・フランシス・スコット『グレイト・ギャツビー』)
・激しい気候を相手に働くものに取って、一年中の楽しい休息の時が来る。
(出典:島崎藤村『千曲川のスケッチ』)
・春と秋だから気候はいいが、それでも足の弱い城介には苦労であった。
(出典:梅崎春生『狂い凧』)
・すべてはわれわれの習慣と、われわれが住んでいる土地の気候次第なのだ。
(出典:サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』)
類語
・気象(きしょう)
意味:大気の状態、および雨・風・雪など大気中で起こる諸現象。(出典:デジタル大辞泉)
・天候(てんこう)
意味:比較的短い期間の天気の総合的状態。また、天気のぐあい。(出典:デジタル大辞泉)
・天気(てんき)
意味:ある場所の、ある時刻の気象状態。気温・湿度・風・雲量などを総合した状態。(出典:デジタル大辞泉)
・大気(たいき)
意味:地球を取り巻いて存在している気体の層。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))
・雷(かみなり)
意味:電光が見え、雷鳴が聞こえる天気状態。(出典:日本大百科全書(ニッポニカ))