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無頼漢とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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無頼漢

「無頼漢みたいな生き様」などのように使う「無頼漢」という言葉。

「無頼漢」は、音読みで「ぶらいかん」と読みます。

「無頼漢」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「無頼漢」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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無頼漢の意味

「無頼漢」には次の意味があります。

・無頼な男。ならずもの。ごろつき。(出典:精選版 日本国語大辞典)

端的に言い換えると、やくざ者や無法者、問題児とも言えます。
「無頼」には、「一定の職業を持たず、無法なことをすること」という意味と、「頼みにするところのないこと」「誰にも頼らない」という意味があります。
それに、「男」という意味の「漢」がついています。
そこから、職を持たず、法を犯して悪事を働きながらでも己の力で生きているような男の人、とも言います。
小説などでは、当て字として「ごろつき」「ならずもの」「あぶれもの」などと読ませる場合もあります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・目の前にふん反り返っている無頼漢は、どんな手を使っても勝つつもりなのだ。
(出典:J・ブリッシュ『スター・トレックTV版(全12巻) 12 上陸休暇中止!』)

・そして、そのまわりに三人の無頼漢らしい男が倒れているのが見えた。
(出典:山田風太郎『忍法破倭兵状』)

・だがそいつはこの新聞で見ると、無頼漢だと書いてあるではないか。
(出典:芥川竜之介『首が落ちた話』)

・見失ったというように、無頼漢風の男をまじえ、五人の男が露路から出た。
(出典:国枝史郎『十二神貝十郎手柄話』)

・そのために僕はますます無頼漢(ごろつき)扱いにされなくてはすまなくなる。
(出典:夏目漱石『行人』)

類語

ごろつき
意味:一定の住所も職業もなく、あちらこちらをうろついたりして、おどしなどをはたらくならずもの。無頼漢。ごろ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

溢れ者(あぶれもの)
意味:無頼漢。ならず者。無用者。(出典:デジタル大辞泉)

成らず者/破落戸(ならずもの)
意味:品行の悪い者。また、定職がなく、悪事をして歩きまわる者。無頼漢。ごろつき。(出典:デジタル大辞泉)

やくざ者(やくざもの)
意味:何の役にも立たないつまらない人。性行のよくない者。極道者。無頼漢。(出典:精選版 日本国語大辞典)

与太者(よたもの)
意味:正業を持たないならず者。やくざ者。(出典:デジタル大辞泉)

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