残業
「夜遅くまで残業する」などのように使う「残業」という言葉。
「残業」は、音読みで「ざんぎょう」と読みます。
「残業」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「残業」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
残業の意味
「残業」には次の意味があります。
・規定の労働時間以後も残って仕事をすること。また、その仕事。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと、「仕事の量が多くて、8時間以上働く」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・自分は自動車教習所に勤めており、週に三日は残業しなくてはならない。
(出典:沢木耕太郎『一瞬の夏』)
・週末なので、少し長い残業をしていたが、ほとんど疲れは覚えていない。
(出典:赤川次郎『禁じられた過去』)
・みんな金のない格好をして、残業続きで疲れがたまってふらふらだよね。
(出典:石田衣良『アキハバラ@DEEP』)
・バイトや仕事の残業を終えて、ようやく自分の部屋に帰り着いた真夜中。
(出典:石田衣良『池袋ウエストゲートパーク 第2巻 少年計数機』)
・これは、残業が尻ぬぐい的な業務によるものであることをしめしている。
(出典:高橋伸夫『できる社員は「やり過ごす」』)
類語
・夜業(やぎょう)
意味:夜間、業務に従事すること。また、その業務。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・徹夜(てつや)
意味:夜どおし寝ないで過ごすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・夜勤(やきん)
意味:夜間、勤務すること。夜のつとめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・超過勤務(ちょうかきんむ)
意味:所定の勤務時間をこえて勤務すること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・オーバーワーク
意味:(overwork)能力、体力以上に働くこと。過重な労働。(出典:精選版 日本国語大辞典)