欠点
「欠点を補う」などのように使う「欠点」という言葉。
「欠点」は、音読みで「けってん」と読みます。
「欠点」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「欠点」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
欠点の意味
「欠点」には次の意味があります。
・不十分なところ。足りないところ。短所。あら。(出典:デジタル大辞泉)
不十分だったり不完全だったりして、非難の対象になるような部分を意味します。
「短所」と同じ意味ですが、「短所」はより性格的なことについて用いられる傾向が強いです。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・唯一の欠点は、座っているとすぐに眠くなってしまうことぐらいだった。
(出典:伊藤たかみ『指輪をはめたい』)
・君に欠点があるにもかかわらず、ぼくは夢中にならずにはいられなかった。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(下)』)
・金髪だってことが、彼女にとってただひとつの欠点ね。
(出典:ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』)
・父親にも妹にもなにひとつ欠点などありはしなかった。
(出典:オースティン/ハーディング祥子訳『エマ(上)』)
・少しの欠点も見つからないものと請け合えます。
(出典:モーツァルト/服部龍太郎訳『モーツァルトの手紙』)
・どうしてこんなに欠点なく生まれた人だろうかと院はお思いになった。
(出典:与謝野晶子『源氏物語』)
・何の点から見ても欠点の無い研究所である。
(出典:ニューコム・シモン『暗黒星』)
・双方の欠点を解消しようとする動きが、ここにきて成果を上げてきた。
(出典:富田倫生『短く語る『本の未来』』)