権力
「権力を持つ」などのように使う「権力」という言葉。
「権力」は、音読みで「けんりょく」と読みます。
「権力」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「権力」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
権力の意味
「権力」には次の意味があります。
・他人を強制し服従させる力。特に国家や政府などがもつ、国民に対する強制力。(出典:デジタル大辞泉)
「権力を持つ」とは「他人を強制し服従させる力を持つ」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そしてほんの一握りの権力と金力とを持った支配者に向って立っている。
(出典:宮本百合子『青年の生きる道』)
・彼らはそれによって、世界を支配する権力を与えられたと考えているのです。
(出典:E・E・スミス『レンズマン・シリーズ(全7巻) 6 三惑星連合軍』)
・その結合は今までのように権力の支配によってはいけないのです。
(出典:柳宗悦『民芸四十年』)
・この国で権力を握って以来私はただ一人の人間も殺したことはない。
(出典:スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(下)』)
・彼等が金や権力を持っている事その事が既に誘惑そのものであった。
(出典:夢野久作『東京人の堕落時代』)
類語
・権力(けんりょく)
意味:他の者を服従させる威力。(出典:デジタル大辞泉)
・オーソリティー
意味:権威。威信。(出典:デジタル大辞泉)
・権能(けんのう)
意味:法律上、ある事柄について権利を主張し、行使できる能力。公の機関の権限についていうことが多い。(出典:デジタル大辞泉)
・職権(しょっけん)
意味:職務を行ううえで与えられている権限。公の機関や公務員などがその地位や資格に基づいて一定の行為をなしうる権限およびその範囲。(出典:デジタル大辞泉)
・権限(けんげん)
意味:個人がその立場でもつ権利・権力の範囲。(出典:デジタル大辞泉)