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年始とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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年始

「年末年始」などのように使う「年始」という言葉。

「年始」は、音読みで「ねんし」と読みます。

「年始」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「年始」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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年始の意味

「年始」には次の二つの意味があります。

1 年のはじめ。年頭。年初。
2 新年を祝うこと。また、新年のあいさつ。年賀。
(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

年始の意味①「年のはじめ。年頭。年初。」

「年始」の一つ目の意味は「年のはじめ。年頭。年初。」です。

1年の始まりの時期を意味します。
一般には1月1日からの数日間のことを言いますが、いつまでを「年始」というか、どれくらいの期間を「年始」というかについて定めはなく、個人の感覚によります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・人を訪問に出る事はあるが、年始とか盆とかの廻礼などは絶対にしない。
(出典:夏目漱石『文士の生活』)

年始は、月半ばまで諸行事が次々と控え、政治はその間休止状態となる。
(出典:池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』)

・親は警察に連絡して調べてもらってましたが、年始は犯罪が多い為あまり相手にしてくれません。
(出典:宮谷シュンジ『絶望の世界 0絶望の世界 僕の日記』)

・その記憶を一々ならべ立ててもいられないから、ここでは歳末年始の風景その他を語ることにする。
(出典:岡本綺堂『綺堂むかし語り』)

・十年ほど前の年末から年始にかけて、ロンドンで過したことがある。
(出典:森瑤子『さよならに乾杯』)

年始の意味②「新年を祝うこと。また、新年のあいさつ。年賀。」

「年始」の二つ目の意味は「新年を祝うこと。また、新年のあいさつ。年賀。」です。

言い換えると、新年を祝う挨拶のことで、個人や企業で「あけましておめでとうございます」「本年もよろしくお願いいたします」などと、お付き合いのある方などに伝えます。
和歌では、新年の季語になります。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・どこの家も似たようなものだが、七草までは年始に来る者が絶えない。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 31 江戸の精霊流し』)

・義父母や綾子たち、他の年始客もまじえた久我家での宴席は窮屈だった。
(出典:小池真理子『狂王の庭』)

・お正月には、斎藤先生の所へ、まっさきに御年始に行こうと思っている。
(出典:太宰治『正義と微笑』)

・今年の一月に年始状を出して置いたが、先方からは何んとも言つて來なかつた。
(出典:上司小剣『ごりがん』)

・みんなそれぞれに、お詣りや年始まわりに出かけたのかも知れない。
(出典:石坂洋次郎『陽のあたる坂道』)

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