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供養とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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供養

「供養を怠らないようにする」などのように使う「供養」という言葉。

「供養」は、音読みで「くよう」と読みます。

「供養」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「供養」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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供養の意味

「供養」には次の二つの意味があります。

1 死者の冥福を祈って法会を営むこと。
2 仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。また、その法会 (ほうえ) 。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

供養の意味①「死者の冥福を祈って法会を営むこと。また、その法会。」

「供養」の一つ目の意味は「死者の冥福を祈って法会を営むこと。また、その法会。」です。

亡くなった人の霊魂が、この世から離れあの世へ行った後、幸福であるように、縁ある人々で集まって祈る仏教の行事のことを指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・寺に納めて供養してもらいましたが、変なことは続いています。
(出典:篠田節子『カノン』)

・壺のなかのすべてのお骨が他人のお骨だとしても、わたしはこのお骨を父だと思って供養しよう。(出典:下田治美『愛を乞うひと』)

・この立派な供養を我々僧侶は一人も見ることを許されない。
(出典:河口慧海『チベット旅行記』)

・その晩は鶴見の供養を受けて一宿して、翌日は早々に九州へ立って行った。
(出典:蒲原有明『夢は呼び交す』)

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類語

法事(ほうじ)
意味:死者の追善供養のために行う仏事。(出典:デジタル大辞泉)

追悼(ついとう)
意味:死者の生前をしのんで、悲しみにひたること。(出典:デジタル大辞泉)

慰霊(いれい)
意味:死んだ人や動物の霊を慰めること。(出典:デジタル大辞泉)

魂鎮(たましずめ)
意味:魂を落ち着かせ鎮めること。ちんこん。(出典:デジタル大辞泉)

供養の意味②「仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。」

「供養」の二つ目の意味は「仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。」です。

墓前や仏壇などにお花を飾ったり飲食物を並べたりすることを指します。
ちなみに「三宝」は、仏教信仰の中心とされているもののことです。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・寺の境内には供養の饅頭をもらうために近所の子供が集っている。
(出典:平岩弓枝『御宿かわせみ 21 犬張子の謎』)

・さっそく肉と酒と飯を庭さきへ並べて供養をしなければなりません。
(出典:駒田信二『中国怪奇物語〈幽霊編〉』)

・新しくできた仏像や仏画像を供養し、眼を入れて仏の霊を迎える儀式のことである。
(出典:青木雨彦『ことわざ雨彦流』)

供養花を手にしたその男は『稲田家之墓』に向かっていると思われたが、違う墓で足を止めた。
(出典:山田悠介『8.1 Horror Land』)

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類語

手向け(たむけ)
意味:神仏や死者の霊に物を供えること。また、その物。(出典:デジタル大辞泉)

捧げる(ささげる)
意味:慎みの心をもって、神仏や目上の人などに物をさし出す。(出典:デジタル大辞泉)

布施(ふせ)
意味:仏や僧・貧者などに、衣服・食物などの品物や金銭などを施し与えること。また、その財物。財施。(出典:精選版 日本国語大辞典)

回向(えこう)
意味:死者の成仏を願って仏事供養をすること。(出典:デジタル大辞泉)

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