朗報
「朗報に沸く」などのように使う「朗報」という言葉。
「朗報」は、音読みで「ろうほう」と読みます。
「朗報」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「朗報」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
朗報の意味
「朗報」には次の意味があります。
・喜ばしい知らせ。(出典:デジタル大辞泉)
「朗」には「明るい、わだかまりがない」、「報」には「知らせ、通知」という意味があり、合わせて良い知らせのことを意味する言葉です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私の口から早希に関する朗報が聞けなかったのが不満なのかも知れない。
(出典:伊岡瞬『いつか、虹の向こうへ』)
・朗報を持って堀口貞満が到着した翌日に吉野から山伏姿の使者が到着した。
(出典:新田次郎『新田義貞(下)』)
・しかし、これは朗報というべきだろうが、彼らはまだ支配の王錫は手に入れていないのだ。
(出典:水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』)
・が、このことに関連していうと、鬼平ファンにひとつ朗報がある。
(出典:里中哲彦『鬼平犯科帳の真髄』)
・それは、ルリ子殺しの犯人が自分の親だと信じている陽子にとって、朗報のはずだった。
(出典:三浦綾子『続・氷点』)
類語
・吉報(きっぽう)
意味:めでたい知らせ。喜ぶべき便り。(出典:大辞林 第三版)
・福音(ふくいん)
意味:喜びを伝える知らせ。よい便り。(出典:デジタル大辞泉)
・グッドニュース
意味:良い知らせ。(出典: Eゲイト英和辞典)