最善
「最善を尽くす」などのように使う「最善」という言葉。
「最善」は、音読みで「さいぜん」と読みます。
「最善」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「最善」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
最善の意味
「最善」には次の意味があります。
・最もよいこと。また、いちばん適当なこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「最善」という言葉を英語でいうと「Best」となり、日本でも日常的に「ベスト」として使われている言葉です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それが若い牧師の幸福のためにとられる最善の方法であると考えられた。
(出典:ホーソン/刈田元司訳『スカーレット・レター(緋文字)』)
・さきほどから全く同じことを繰り返しているのは、これが最善だからだ。
(出典:犬村小六『とある飛空士への追憶』)
・けれども自然の状態というものは人間の条件として最善のものではない。
(出典:デフォー/佐山栄太郎訳『ロビンソン・クルーソー』)
・与えられた条件の中で最善の努力をするのが私たち教師の仕事ですな。
(出典:阿刀田高『猫の事件』)
・一人で考えた短絡的な手段を最善の解決策だなんて誤解しちゃいけない。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 7 皆殺し編』)
類語
・至上(しじょう)
意味:この上もないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・至高(しこう)
意味:この上なく高く、すぐれていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・最高(さいこう)
意味:物事の程度が特にいちじるしいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・最良(さいりょう)
意味:いちばんいいこと。(出典:デジタル大辞泉)
・随一(ずいいち)
意味:多くのものの中の第一位。第一番。(出典:デジタル大辞泉)