明滅
「明滅する外灯」などのように使う「明滅」という言葉。
「明滅」は、音読みで「めいめつ」と読みます。
「明滅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「明滅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
明滅の意味
「明滅」には次の意味があります。
・ あかりがついたり消えたりすること。光が明るくなったり暗くなったりすること。(出典:デジタル大辞泉)
「明滅」を分かりやすくいうと、「あかりや光がついたり消えたりを、繰り返している様子」です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・向いの建物がやはりその種のホテルで、ネオンが明滅しているのである。
(出典:種村季弘『食物漫遊記』)
・然し私の心に明滅する三千代訪問の決意はそれを自由にもさせなかつた。
(出典:坂口安吾『狼園』)
・スクリーンが明滅し、外にいる二人の警備兵が調べた結果を続けて流した。
(出典:J・M・ディラード/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック6/未知の世界』)
・警戒を知らせる赤いランプが明滅する中、兵士達全員が床に倒れている。
(出典:葉山透『9S<ナインエス> 第1巻』)
・その星は、三十分あまり明滅していて、そしてまったく消えてしまった。
(出典:山田風太郎『江戸忍法帖』)
類語
・点滅(てんめつ)
意味:灯火がついたり消えたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
・ちかちか
意味:周囲が暗い中で、光が点滅するさま。(出典:デジタル大辞泉)
・ぴかぴか
意味:点滅したり、向きを変えたりして光り輝くさまを表わす語。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・ちらちら
意味:小さい光が強まったり弱まったり、また、細かく揺れ動いたりするさま。(出典:デジタル大辞泉)
・煌めく(きらめく)
意味:きらきらと輝いている。(出典:精選版 日本国語大辞典)