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偏重とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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偏重

「学力偏重」などのように使う「偏重」という言葉。

「偏重」は、音読みで「へんちょう」と読みます。

「偏重」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「偏重」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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偏重の意味

「偏重」には次の意味があります。

一方ばかりを重んずること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

「偏重」には、片方に偏りすぎて不公平であるというニュアンスが含まれており、偏っている状態や、その対象についてネガティブな印象を持っている場合に使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・みんなテレビの実況中継をみて、現場の我々と同じ危惧を抱いているのだ。
(出典:佐々淳行『東大落城 安田講堂攻防七十二時間』)

・子供心にも、こんな状態で戦争を始めても大丈夫なのかな、という危惧があった。
(出典:光瀬龍『所は何処、水師営-SF西郷隆盛と日露戦争』)

・正直、今にも事故を起こすのではないかという、危惧の念を禁じえなかった。
(出典:山田正紀『贋作ゲーム』)

・私の別荘も、そんなことに使われたら困るなと思っていたんだが、その危惧が現実になってしまったわけだよ。
(出典:西村京太郎『消えたエース』)

・年寄りの旅支度は一日や二日では出来ないものだといふ言葉は一面己れを知つた言葉で、旅そのものにある種の危惧をいだかぬこともなかつたのである。
(出典:坂口安吾『吹雪物語』)

類語

一辺倒(いっぺんとう)
意味:一方にだけかたよること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

色眼鏡(いろめがね)
意味:先入観にとらわれた物の見方。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一点張り(いってんばり)
意味:他の事を顧みず、その事だけを押し通すこと。(出典:デジタル大辞泉)

不均衡(ふきんこう)
意味:つりあいが保たれていないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

突出(とっしゅつ)
意味:他より目立って多いこと。(出典:デジタル大辞泉)

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