散財
「気前よく散財する」などのように使う「散財」という言葉。
「散財」は、音読みで「さんざい」と読みます。
「散財」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「散財」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
散財の意味
「散財」には次の意味があります。
・不必要なことに金銭をつかうこと。また、いろいろなことで金銭を多く費やすこと。(出典:デジタル大辞泉)
「散財」をわかりやすく言うと「金銭をむだづかいする」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・彼は自分のために散財してはいたが、また他人のためにも散財していた。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・娘の散財に心を痛めている両親は、いつもいつも言ってるではないか。
(出典:中村うさぎ『浪費バカ一代 ショッピングの女王2』)
・私の僅かばかりの散財の利益はすべて彼の後継者の懐ろへ入ることになるだろう。
(出典:ベルナノス『田舎司祭の日記』)
・将軍がオギャァと生れやがった日だといやがるだけで、これだけの大散財よ。
(出典:柴田錬三郎『江戸群盗伝』)
・また、私の散財が思想的な結論からきていることも云えないことはない。
(出典:坂口安吾『安吾人生案内』)
類語
・消尽(しょうじん)
意味:すっかり使い果たすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・支出(ししゅつ)
意味:ある目的のために自分の所有する金銭や物品を支払うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・消費(しょうひ)
意味:使ってなくすこと。使い果たすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・浪費(ろうひ)
意味:金銭・時間・精力などをむだに使うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・乱費(らんぴ)
意味:むやみに費やすこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)