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斉一とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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斉一

「速度の斉一性」などのように使う「斉一」という言葉。

「斉一」は、音読みで「せいいつ」と読みます。

「斉一」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「斉一」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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斉一の意味

「斉一」には次の意味があります。

物事が一様であること。ととのい、そろっていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「斉」という字の訓義のひとつに、「そろう、ととのう」があります。
そのため「一つにまとまっている」という意味合いで、このような表現がしばしば用いられます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・そしてそれはやはり植物社会のあの斉一的な景観的性格が植物生態学者に幸したものであったろう。
(出典:今西錦司『生物の世界』)

・英国穀物に対する需要は、過去三〇年間、その実情より大でもあれば斉一でもあったことであろう。
(出典:吉田秀夫『人口論』)

・この十月二十九日は一日じゅう平原は旅行者たちの前に無限の斉一性をもって展開した。
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(上) 地の果ての燈台』)

・階段の下からでも、人生を斉一な小片にきざんで測っているかのような、アクセントのついたどっしりとした動きで重い振り子が動くのが聞こえた。
(出典:ドーデ/大久保和郎訳『月曜物語』)

・けだし通貨の増減がもっぱら発行者達の意思に依存している時には、通貨の価値の斉一性に対しては何らの保証も有り得ないからである。
(出典:リカード・デイヴィッド『経済学及び課税の諸原理』)

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類語

均等きんとう
意味:平均して等しいこと。平等で差がないこと。等しくならした状態であること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

均一きんいつ
意味:質や量などがどれも一様であること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

一律いちりつ
意味:物事の調子が一様で変化がないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

同一性どういつせい
意味:二つ以上の事物、事象の性質が同一であるとみなされる範囲内にあること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

一様いちよう
意味:二つ以上の物事のさまが同じであること。そろっているさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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