擁護
「人権を擁護する」などのように使う「擁護」という言葉。
「擁護」は、音読みで「ようご」と読みます。
「擁護」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「擁護」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
擁護の意味
「擁護」には次の意味があります。
・侵害・危害から、かばい守ること。(出典:デジタル大辞泉)
「擁」は「たすける」、「護」は「まもる」を意味する漢字です。
「擁護」をわかりやすくいうと「たすけてまもる」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・一九三五年六月には、パリで開かれた文化擁護国際会議に出席している。
(出典:ハックスリー/高畠文夫訳『すばらしい新世界』)
・この身はか弱い女に過ぎませんけれど、わたくしには擁護者がおります。
(出典:エディングス『エレニア記6 神々の約束』)
・弁護士というのは、確かに依頼人の利益を擁護することが大切かもしれん。
(出典:姉小路祐『殺意の法廷』)
・その返事の来た日から、牧野君は私の仕事に取っての擁護者であった。
(出典:島崎藤村『芽生』)
・それにしても、会議で、津本が擁護してくれなかったことに腹が立った。
(出典:新津きよみ『女友達』)
類語
・庇護(ひご)
意味:かばって守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・防護(ぼうご)
意味:危害の及ぶのを防ぎ守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・庇う(かばう)
意味:他からの危険や非難などが及ばないように守る。(出典:大辞林 第三版)
・保護(ほご)
意味:外からの危険・脅威・破壊などからかばい守ること。(出典:デジタル大辞泉)
・養護(ようご)
意味:養い守ること。(出典:デジタル大辞泉)