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招くとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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招く

「親戚を招く」などのように使う「招く」という言葉。

「招く」は、訓読みで「まねく」と読みます。

「招く」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「招く」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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招くの意味

「招く」主に主に次の三つの意味があります。

1合図をして人を呼び寄せる。
2客として来るように誘う。礼をつくして来てもらう。
3 好ましくない事態を引き起こす。もたらす。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

招くの意味①「合図をして人を呼び寄せる。」

「招く」の一つ目の意味は「合図をして人を呼び寄せる。」です。

 相手に分かるように手を振ったり、気付きやすいような動作をしてこちらに来させることです。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・すなわち目にくその白い色を看板かんばんにして、昆虫を招いているのである。
(出典:牧野富太郎『植物知識』)

・僕の心の故郷が僕を呼び招くんだ、ここには色がある、ここには形がある!
(出典:アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』)

・振返ると中学の教師が何か興奮しきって、彼を手招いてゐるのであった。
(出典:原民喜『溺死・火事・スプーン』)

招くの意味②「客として来るように誘う。礼をつくして来てもらう。」

「招く」の二つ目の意味は「客として来るように誘う。礼をつくして来てもらう。」です。

 丁寧な態度や文言で、相手にこちらへ来るよう依頼することです。自分にとっては重要な人物に対して行います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・彼らを招いた人間は彼ら一同の上に不思議な力を持っているようだった。
(出典:クリスティ/清水俊二訳『そして誰もいなくなった』)

・長男は弟の結婚にはあまり身分の高くない少数の友人を招いただけだった。
(出典:パール・バック/大久保康雄訳『大地(1部)』)

・二人はいまではもっとも地位の高い高官の家に招かれるようになった。
(出典:E・R・バローズ『創元初訳版/金星シリーズ(全5巻) 5 金星の魔法使』)

招くの意味③「好ましくない事態を引き起こす。もたらす。」

「招く」の三つ目の意味は「好ましくない事態を引き起こす。もたらす。」です。

 とあるきっかけや原因が、悪い結果や状況を作り出してしまうことを言います。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・倒れた相手の生命は奪わぬというかれの習慣がこのような結果を招くとは!
(出典:リン・カーター『レムリアン・サーガ/ゾンガーシリーズ(全6巻) 3 邪神と闘うゾンガー』)

・ゾウイの死を招かなくても、彼女の問題は解決できたんじゃあるまいか?
(出典:ジョン・ヴァーリイ『バービーはなぜ殺される』)

・しかし幕府は倒れず、かえって京都の反幕勢力が一掃される結果を招く
(出典:内田康夫『後鳥羽伝説殺人事件』)

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