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奢るとは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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奢る

「奢った生活」などのように使う「奢る」という言葉。

「奢る」は、訓読みで「おごる」と読みます。

「奢る」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「奢る」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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奢るの意味

「奢る」には次の二つの意味があります。

1 程度を超えたぜいたくをする。
2 自分の金で人にごちそうする。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

奢るの意味①「程度を超えたぜいたくをする。」

奢るの一つ目の意味は「程度を超えたぜいたくをする。」です。

贅沢をし過ぎているのでは、身分不相応ではないか」と思うほど必要以上に贅沢をすること意味します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・市川は、自分が奢っているという意識に捉われて、ひどく無口になっていた。
(出典:川上宗薫『流行作家』)

・それに依れば奢る者より質素な者の方が神の意に適っているのです。
(出典:柳宗悦『美の国と民芸』)

奢る事をいっそういましめて、もっと壮大な気持ちになろうではないか。
(出典:村岡博『茶の本』)

・海の幸に恵まれたヴェネチアの市民は、口が奢っているのかもしれない。
(出典:田辺聖子『ヨーロッパ横丁たべあるき』)

類語

贅沢(ぜいたく)
意味:必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

驕奢(きょうしゃ)
意味:非常におごっていて、ぜいたくであること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

豪奢(ごうしゃ)
意味:おごってはでやかなこと。非常にぜいたくなさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)

奢侈(しゃし)
意味:度を過ぎてぜいたくなこと。身分不相応に金を費やすこと。(出典:デジタル大辞泉)

奢るの意味②「自分の金で人にごちそうする。」

「奢る」の二つ目の意味は「自分の金で人にごちそうする。」です。

自ら進んでなのか、強要されてなのかを問わず、その人のお金で誰かに食事をごちそうしたり、何かを買ってあげたりすることを言います。
目上の者が目下の者に、もしくは懇意にしている相手にするという場合が多いです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・おかげで毎回俺が奢るハメになるんだが、もう慣れたしあきらめたね。
(出典:谷川流『5 涼宮ハルヒの棒 走』)

・無職になってからというもの、誰かと食事をすると必ず奢られてしまう。
(出典:山本文緒『プラナリア』)

・俺は生まれてこの方、誰かにものを奢ってあげたことなんて一度もないよ。
(出典:西尾維新『新本格魔法少女りすか 1』)

奢ってやったのだからこれぐらいは言う権利あるだろ、とも思うが。
(出典:竹宮ゆゆこ『ゴールデンタイム 8 冬の旅』)

類語

御馳走(ごちそう)
意味:心を込めてもてなすこと。特に、食事などをふるまうこと。(出典:デジタル大辞泉)

振舞う(ふるまる)
意味:人にごちそうする。もてなす。(出典:デジタル大辞泉)

饗する(きょうする)
意味:酒や食事を出して人をもてなす。(出典:デジタル大辞泉)

大盤振舞(おおばんぶるまい)
意味:気前よく盛大に、人に物を与えたり、ごちそうをふるまったりすること。(出典:四字熟語を知る辞典

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