意欲
「意欲が高まる」などのように使う「意欲」という言葉。
「意欲」は、音読みで「いよく」と読みます。
「意欲」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「意欲」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
意欲の意味
「意欲」には次の意味があります。
・進んで何かをしようと思うこと。また、その心の働き。(出典:デジタル大辞泉)
「意欲」は積極的に何かをしたいという、前向きな心を表現した言葉です。
哲学では「種々の動機の中から選択した目標に、積極的に働く意志活動」という意味で用いられます。
わかりやすく言うと「自分が決めた目標に、進んでやろうとする心の様子」ということです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・高校に入ったら、フルートをやるんだという意欲に燃えていた。
(出典:田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その1 蓬來洞の研究』)
・家族の将来設計を作り、プログラムどおりに進めていくことに意欲的だった。
(出典:梶尾真治『精霊探偵』)
・日曜日は家庭団欒で過ごしてこそ、生きる意欲も喜びも生まれましょう。
(出典:森瑤子『望郷』)
・生活援助が当然となり、働く意欲を失わせた。
(出典:星新一『きまぐれ学問所』)
・愛情は以前より増していたし、創作意欲は抑えきれないほどあった。
(出典:奈須きのこ『空の境界 愛蔵版あとがき』)
類語
・熱意(ねつい)
意味:物事に対する意気込み。熱心な気持ち。(出典:デジタル大辞泉)
・やる気(やるき)
意味:進んで何事かをしようという気持。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・意気込み(いきごみ)
意味:さあやろうと勢いこんだ気持ち。気勢。(出典:デジタル大辞泉)
・貪欲(どんよく)
意味:非常に欲が深いこと。むさぼって飽くことを知らないこと。(出典:デジタル大辞泉)
・闘志(とうし)
意味:たたかおうとする強いこころ。(出典:精選版 日本国語大辞典)