スポンサーリンク

悲喜こもごもとは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

悲喜こもごも

「悲喜こもごもな人生」などのように使う「悲喜こもごも(悲喜交交)」という言葉。

「悲喜」は、音読みで「ひき」と読みます。

「悲喜こもごも」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「悲喜こもごも」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

悲喜こもごもの意味

「悲喜こもごも」には次の意味があります。

悲しみと喜びとをかわるがわる味わうこと。または、悲しみと喜びとが入り交じること。(出典:
精選版 日本国語大辞典)

わかりやすく言うと、ひとりの人の、喜びと悲しみの心境の移り変わりを意味します。

小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。

使い方・例文

・大学での生活や、一人暮らしをする上で経験した悲喜こもごもを話してくれた。
(出典:乙一『きみにしか聞こえない CALLING YOU』)

・「頼んだぞ、左平次」 なにより嬉しい桜子姫の直ぐな視線をまともに浴びながら、その実悲喜こもごもの左平次であった。
(出典:藤水名子『浪漫’s 見参!桜子姫』)

悲喜こもごものうちに涙が数滴こぼれたとだけ申しておきましょう。
(出典:クレランド/江藤潔訳『ファーニィ・ヒル』)

・彼女が持っていたはずの可能性、彼女が思い描いていた未来と、実際に訪れたであろう悲喜こもごも
(出典:小野不由美『屍鬼(上)』)

・夫を恨み、泣いたこともあったけれど、人様には体験出来ないことを悲喜こもごも合わせてたくさん味わったことは財産だ。
(出典:沖藤典子『転勤族の妻たち』)

悲喜こもごもの秋に、ソファが届き、冬のうちは心しずかにその上でお茶を飲んだりしたものだが、実は困ることがあった。
(出典:岸本葉子『マンション買って部屋づくり』)

・ヘプジバーは、こんな子供っぽい感激の発作をふと目にするたびに、母とも妹ともつかぬ情愛や、悲喜こもごもの奇妙に入り交じった感情を顔に現わして、頭を横に振るのだった。
(出典:ホーソン/鈴木武雄訳『七破風の屋敷』)

・それは悲喜こもごもの涙であったでしょう。
(出典:セルバンテス/荻内勝之訳『ペルシーレス(上)』)

タイトルとURLをコピーしました