悪口
「悪口を言う」などのように使う「悪口」という言葉。
「悪口」は、訓読みで「わるくち」と読みます。
「悪口」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「悪口」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
悪口の意味
「悪口」には次の意味があります。
・他人を悪く言うこと。また、その言葉。あっこう。(出典:デジタル大辞泉)
「悪口」は「わるぐち」や「あっこう」などとも読みます。
他人のことを悪く言ったり、悪態をついたりすること意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文は下記の通り。
使い方・例文
・わたくしという人間は、悪口を言う以外に取り柄のない人間ですから。
(出典:シェイクスピア/大山俊一訳『オセロー』)
・私だって人の悪口言うのは罪だってことぐらい知ってます。
(出典:シェイクスピア/大山敏子訳『ヴェニスの商人』)
・きみは、悪口を聞くのがいちばんつらいと思うかもしれない。
(出典:ヴォンダ・マッキンタイア/斉藤伯好訳『宇宙大作戦 スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!』)
・人の悪口をつきさえしなければ人から悪口をつかれる心配がないのだ。
(出典:チョーサー/西脇順三郎訳『カンタベリ物語(下)』)
・息が切れ悪口の言葉がなくなってから、ようやくそこを出て行った。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・わたしの悪口を書く連中をひどい目にあわせたそうだ。
(出典:ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』)
・彼はその悪口を押しやって、不安な気持で再び自分の考えに思い耽った。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『若き日の芸術家の肖像』)
・へりくだりながらも、頭の中は悪口雑言ではち切れそうになっている。
(出典:牧野修『ファントム・ケーブル』)