悔悟
「過去の過ちを悔悟する」などのように使う「悔悟」という言葉。
「悔悟」は、音読みで「かいご」と読みます。
「悔悟」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「悔悟」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
悔悟の意味
「悔悟」には次の意味があります。
・自分のとった態度やしたことを、まちがっていた、悪かったと自覚すること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
「悔悟」をわかりやすく言うと「自分のしたことを後悔すること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・反省と悔悟によってもうすこし正しい心にかえってくれるといいのですが!
（出典：ヴェルヌ／大久保和郎訳『グラント船長の子供たち(下) 地の果ての燈台』）
・彼女は悔悟の念に苛まれていた。
（出典：堀田あけみ『愛をする人』）
・まったく、罪を犯されましたことを償って余りあるご悔悟を示されました。
（出典：シェイクスピア／大山敏子訳『冬の物語』）
・彼は妻を許し、彼女の苦悩と悔悟とにたいして彼女をあわれに思った。
（出典：トルストイ／中村白葉訳『アンナ・カレーニナ(中)』）
・それは、しかし、悔悟の涙といえるようなきびしい涙ではなかった。
（出典：下村湖人『次郎物語』）
類語
・改悛（かいしゅん）
意味：犯した悪事や過ちを悔い改め、心を入れ替えること。（出典：デジタル大辞泉）
・悔悛（かいしゅん）
意味：犯した罪を悔い改めること。（出典：デジタル大辞泉）
・猛省（もうせい）
意味：深く反省すること。きびしい態度で自己の過ちを悔いること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
・慙愧（ざんき）
意味：自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。（出典：デジタル大辞泉）
・改悟（かいご）
意味：自分の悪事やあやまちを、悟り改めること。（出典：精選版 日本国語大辞典）
