急速
「急速に成長する」などのように使う「急速」という言葉。
「急速」は、音読みで「きゅうそく」と読みます。
「急速」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「急速」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
急速の意味
「急速」には次の意味があります。
・物事の起こったり進んだりするさまのはやいこと。すばやいこと。いそぐこと。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
事象が素早く起こること、また通常より早いことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかしわしがこれに対抗してこんなに急速に討伐隊を組織して出発した。
(出典:アシモフ/川口正吉訳『暗黒星雲のかなたに』)
・そのまま私たちは、昼から夜への急速な移行が終わるまで動かなかった。
(出典:バローズ/小笠原豊樹訳『火星の大元帥カーター』)
・一八七九年の夏以来、誰も住むものがなく、家は急速に崩れかけている。
(出典:ビアス『ビアス怪異譚』)
・そこで再度、背後に目をやると、敵が急速に接近してくるのがわかった。
(出典:E・R・バローズ『石器時代へ行った男』)
・このように脚を使って動くと、身体にかなり急速に熱がたまってしまう。
(出典:ゴードン・R・ディクスン『ドラゴンの騎士〔上〕』)
類語
・急激(きゅうげき)
意味:物事の変化や動きなどが急で、はげしいさま。(出典:デジタル大辞泉)
・忽ち(たちまち)
意味:非常に短い時間のうちに動作が行われるさま。すぐ。即刻。(出典:デジタル大辞泉)
・急(きゅう)
意味:速度・調子が速いさま。(出典:デジタル大辞泉)
・高速(こうそく)
意味:速度の速いこと。高速度。(出典:デジタル大辞泉)
・最速(さいそく)
意味:あるもののなかで、もっとも速いこと。(出典:デジタル大辞泉)