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分水嶺とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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分水嶺

「分水嶺公園」などのように使う「分水嶺」という言葉。

「分水嶺」は、音読みで「ぶんすいれい」と読みます。

「分水嶺」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「分水嶺」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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分水嶺の意味

「分水嶺」には次の二つの意味があります。

1 分水界になっている山の尾根。
2 転じて、物事がどうなっていくかが決まる分かれめ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

分水嶺の意味①「分水界になっている山の尾根。」

「分水嶺」の一つ目の意味は「分水界になっている山の尾根。」です。

雨水の別れ道が山頂や山の尾根に向かってのびている状態を指します。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・わたしが分水嶺を越えた地点で、いくつかの峡谷が合流しているのだ。
(出典:E・R・バローズ『創元版/ペルシダー・シリーズ(全7巻) 1 地底の世界ペルシダー』)

・広島県の分水嶺である上下に行く途中の汽車の中に二人の青年があらわれた。
(出典:中井正一『実践について』)

・その分水嶺は、南北にガリアとロマリアとを分ける国境になるのだった。
(出典:ヤマグチノボル『ゼロの使い魔 第14巻 <水都市の聖女>』)

・まさか分水嶺の陰になって山陰地方には日が当たらないというわけではあるまいし。
(出典:阿刀田高『異形の地図』)

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類語

尾根(おね)
意味:山の峰と峰とを結んで高く連なる所。(出典:デジタル大辞泉)

山稜(さんりょう)
意味:山頂から山頂へ続く峰すじ。尾根。(出典:精選版 日本国語大辞典)

稜線(りょうせん)
意味:山などの背にあたる、峰から峰へつづく線。(出典:精選版 日本国語大辞典)

天頂(てんちょう)
意味:いただき。頂上。(出典:デジタル大辞泉)

分水嶺の意味②「転じて、物事がどうなっていくかが決まる分かれめ。」

「分水嶺」の二つ目の意味は「転じて、物事がどうなっていくかが決まる分かれめ。」です。

意味①の雨水が異なる水系に分かれる場所から連想され、ある物事の方向性が決まる分かれ目のたとえとして使われます。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その分水嶺とも言えるのが、八〇年代初頭のトヨタとGMの提携である。
(出典:佐藤正明『トヨタ・GM 巨人たちの握手』)

・この事件が分水嶺になって、斎藤に権限がどんどん移っていくような気がするのです
(出典:高杉良『金融腐蝕列島(下)』)

・だが俺はその時、お前の「心の分水嶺」に賭けてみたくて俺自身を売ったのだ。
(出典:森村誠一『分水嶺』)

・数多の世界で平和な時間と惨劇の時間を分けた、その分水嶺となる激動の日。
(出典:竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 8 祭囃し編』)

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類語

転機(てんき)
意味:他の状態に転じるきっかけ。(出典:デジタル大辞泉)

局面(きょくめん)
意味:物事のなりゆき。(出典:精選版 日本国語大辞典)

節目(ふしめ)
意味: 物事の区切り目。(出典:精選版 日本国語大辞典)

ターニングポイント
意味:変わり目。転換期。転機。分岐点。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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