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徒花とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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徒花

「努力は徒花になった」などのように使う「徒花」という言葉。

「徒花」は、訓読みで「あだばな」と読みます。

「徒花」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「徒花」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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徒花の意味

「徒花」には次の意味があります。

咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。(出典:デジタル大辞泉)

「徒花」を分かりやすく言うと「華々しく現れたものの、成果を出せないもの」です。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・このような公共建築の空地に生えた木らしくいつも徒花ばかり散らしていた。珍しく、今年は、低い枝にたった一つ実を結んだ。
(出典:宮本百合子『一本の花』)

・崩壊した枢軸国が遺した種から発芽し、一度は徒花として散る予定だった艦。
(出典:福井晴敏『終戦のローレライ(上)』)

・その土台がゆらいでいては産業の振興などということをとなえても徒花である。
(出典:藤沢周平『漆(うるし)の実のみのる国(下)』)

・けれども、俗論党政権は一時の徒花にしかすぎず、その命脈はあまり長くはありませんでした。
(出典:海音寺潮五郎『さむらいの本懐』)

・高度経済成長の中で生まれた、ひとときの花形、徒花職業であった。
(出典:桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』)

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類語

無駄花むだばな
意味:咲くだけで実を結ばない花。また、雌雄異花の植物の雄花。はなばなしい行動が成果につながらなかった場合のたとえにもいう。(出典:デジタル大辞泉)

泡沫ほうまつ
意味:はかなく消えやすいもののたとえ。(出典:デジタル大辞泉)

玉響たまゆら
意味:少しの間。ほんのしばらく。(出典:デジタル大辞泉)

張子の虎はりこのとら
意味:張子で虎の形を作って首が動くようにした玩具。転じて、首をふり動かす癖のある人や、外見は強そうだが実は弱いものをいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)

短命たんめい
意味:物の存在期間や有効期間の短いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

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