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当意即妙とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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当意即妙

「当意即妙の返答をする」などのように使う「当意即妙」という言葉。

「当意即妙」は、音読みで「とういそくみょう」と読みます。

「当意即妙」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「当意即妙」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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当意即妙の意味

「当意即妙」には次の意味があります。

すばやくその場面に適応して機転をきかすこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

「当意即妙」は仏教用語の「当位即妙」から派生した言葉です。凡夫(仏教の道理を理解せず、ボンの脳に迷わされている人)の位のままで、真理やさとりにかなっていることから、その場で機転を利かせてすぐに対応する様を表わすようになりました。

小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・情感が豊かなことと当意即妙な知性では彼にかなうものはいませんでした。
(出典:アンデルセン/katokt訳『絵のない絵本』)

・自分では意識しないまま、当意即妙の受け答えというやつをしてしまったようだ。
(出典:乾くるみ『イニシエーション・ラブ』)

・俳句などというものは当意即妙で頓知さえあればできるもののごとく心得ている人がずいぶんありますが、そうではありません。
(出典:高浜虚子『俳句の作りよう』)

当意即妙に冗談がいえたり、余計なこといわなかったり。
(出典:長嶋有『ぼくは落ち着きがない』)

・そのあとの信長の処置が、この男にしかできぬ率直さと、当意即妙な政治的配慮に富んだものであった。
(出典:司馬遼太郎『国盗り物語』)

類語

即興(そっきょう)
意味:興に乗って、即座に詩や歌などを作ること。即座の口ずさみ。(出典:精選版 日本国語大辞典)

アドリブ
意味:台本や楽譜などにない、即興のせりふ・演技や演奏など。(出典:デジタル大辞泉)

杓子定規
意味:すべてのことを一つの標準や規則に当てはめて処置しようとする、融通のきかないやり方や態度。(出典:デジタル大辞泉)

臨機応変(りんきおうへん)
意味:その時その場に応じて、適切な手段をとること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

機転(きてん)
意味:その場に応じた、機敏な心の働かせ方。(出典:デジタル大辞泉)

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