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梗概とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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梗概

「梗概を読む」などのように使う「梗概」という言葉。

「梗概」は、音読みで「こうがい」と読みます。

「梗概」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「梗概」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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梗概の意味

「梗概」には次の意味があります。

あらまし。あらすじ。大略。大要。(出典:精選版 日本国語大辞典)

つまり、「梗概」は「話の筋を表したもの」を意味します。「あらすじ」「概要」と意味はほとんど変わりません。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・鴎外先生が推せん文を書いて、梗概を馬鹿にしちゃいかんと言っています。
(出典:河盛好蔵『井伏鱒二随聞』)

・五十四のパラグラフについて梗概を述べることはもとより不可能である。
(出典:リルケ/星野慎一訳『マルテの手記』)

・ジャッキーは、祖父が書いた探偵小説の梗概どおりに行動しているのだ。
(出典:クイーン/田村隆一訳『Yの悲劇』)

・どこの国だつて梗概を見るつもりで、芝居を見にゆくのが、正しいことで通つてゐる筈はない。
(出典:折口信夫『「なよたけ」の解釈』)

・これは誰でも知ってるもので、ここに梗概を述べるにも及ぶまい。
(出典:豊島与志雄『竜宮』)

類語

要旨ようし
意味:述べられていることの主要な点。また、内容のあらまし。(出典:デジタル大辞泉)

大意たいい
意味:文章で、言おうとしている要点。大体の意味。おおよその趣旨。(出典:デジタル大辞泉)

概要がいよう
意味:全体の要点をとりまとめたもの。大要。あらまし。(出典:デジタル大辞泉)

あらすじ
意味:およその筋道。あらまし。概略。特に、小説・演劇・映画などのだいたいの内容。梗概。(出典:デジタル大辞泉)

大枠おおわく
意味:大ざっぱな枠組み。大筋。概要。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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