座禅
「座禅を組む」などのように使う「座禅」という言葉。
「座禅」は、音読みで「ざぜん」と読みます。
「座禅」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「座禅」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
座禅の意味
「座禅」には次の意味があります。
・仏教の修行法の一。主として禅宗で行う。古代インドの修行形式を取り入れたもので、修行者は禅堂で結跏趺坐(けっかふざ)あるいは半跏趺坐し、半眼の姿勢をとる。(出典:デジタル大辞泉)
「座禅」をわかりやすく言うと「姿勢を正して座り、精神を統一させる仏教の修行法の一つ」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・口を結んで眼を閉じて、まるで座禅でも組んでいるかのようだった。
(出典:西尾維新『物語シリーズ 3 傷物語』)
・身体を横に出来ればいい方で、時には座禅のまま夜を明かすこともある。
(出典:森村誠一『虚無の道標』)
・ただ、雑巾がけをさせたり、座禅をさせたり、本を丸暗記させたりした。
(出典:松村栄子『雨にもまけず粗茶一服』)
・座禅を組んでいるときは腹式呼吸と決まっているのに、肩で息をしているようだ。
(出典:貴志祐介『新世界より』)
・視力の悪いその人物は、なんと座禅を組んだまま宙に浮くほどの導師なのだ。
(出典:大槻ケンヂ『グミ・チョコレート・パイン パイン編』)
類語
・静座(せいざ)
意味:心を落ち着けて静かに座ること。(出典:デジタル大辞泉)
・黙座(もくざ)
意味:だまったまますわっていること。(出典:デジタル大辞泉)
・禅(ぜん)
意味:仏語。精神を集中して無我の境地に入ること。(出典:デジタル大辞泉)
・瞑想(めいそう)
意味:目を閉じて深く静かに思いをめぐらすこと。(出典:デジタル大辞泉)
・修行(しゅぎょう)
意味:悟りをめざして心身浄化を習い修めること。(出典:デジタル大辞泉)