間近
「駅に間近な物件」などのように使う「間近」という言葉。
「間近」は、音読みで「まぢか」と読みます。
「間近」とは、どのような意味の言葉でしょうか？
この記事では「間近」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
間近の意味
「間近」には次の意味があります。
・間近いこと。また、そのさま。（出典：デジタル大辞泉）
距離や時間などが近いことを意味します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・しかしここで間近に見ると言っても、そんな機会は最初の挨拶だけだぞ?
（出典：伊都工平『天槍の下のバシレイス1 まれびとの棺 〈上〉』）
・私は大地主さんをそんなに間近に見たことがそれまでに一度もなかった。
（出典：スティーブンソン・ロバート・ルイス『宝島』）
・東京市内から郊外へ来る電車が時々二人の歩く間近に音を立てて走った。
（出典：岡本かの子『兄妹』）
・しかし、この間近に接してみると何か違う別の気の流れが発散していた。
（出典：富野由悠季『機動戦士ガンダムII』）
・決戦間近かに控えてのこの余裕ぶりは何と云っても天才的な武将である。
（出典：菊池寛『桶狭間合戦』）
類語
・手近い（てぢかい）
意味：手が届くほどの近さにある。すぐそばにある（出典：デジタル大辞泉）
・間近い（まぢかい）
意味：時間的・空間的に隔たりが少ない。（出典：デジタル大辞泉）
・直（じき）
意味：時間的、距離的に近いさま。すぐ。（出典：デジタル大辞泉）
・近い（ちかい）
意味：距離の隔たりが少ない。遠くない。（出典：デジタル大辞泉）
・程近い（ほどちかい）
意味：距離・時間などの隔たりが少ない。（出典：デジタル大辞泉）
