広大
「広大な土地」などのように使う「広大」という言葉。
「広大」は、音読みで「こうだい」と読みます。
「広大」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「広大」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
広大の意味
「広大」には次の意味があります。
・広く大きいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
「広大」は「宏大」と表記することもあります。読みや意味は同じです。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・物は最も広大にして鞏固なる容器の中に収めて置くことが最も安全です。
(出典:与謝野晶子『三面一体の生活へ』)
・彼は、広大な軌道上パーキング・センターのそばを飛んでいるのだった。
(出典:アーサー・C・クラーク『宇宙の旅〈オデッセイ〉シリーズ(全4巻) 1 宇宙のオデッセイ2001』)
・文明は進んで、女の動きは地球の上に相当広大な領域をもつようになった。
(出典:宮本百合子『空に咲く花』)
・この第二の方の言葉は、現代使われてるような広大な意味でではなかった。
(出典:ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』)
・この大陸がみなの要求を満たすほど広大であればよいとピイマアは思う。
(出典:アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士シリーズ(全16巻) 12 竜の反逆者』)
類語
・広漠(こうばく)
意味:広々としてはてしないさま。(出典:デジタル大辞泉)
・空漠(くうばく)
意味:果てしなく広いさま。茫漠。(出典:デジタル大辞泉)
・広角(こうかく)
意味:角度が広いこと。特に写真で、レンズの写す角度が広いこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・広い(ひろい)
意味:面積が大きい。空間に余裕がある。(出典:デジタル大辞泉)
・蒼茫(そうぼう)
意味:見渡すかぎり青々として広いさま。(出典:デジタル大辞泉)