幕間
「幕間劇」などのように使う「幕間」という言葉。
「幕間」は、訓読みで「まくあい」と読みます。
「幕間」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「幕間」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
幕間の意味
「幕間」には次の意味があります。
・演劇で、一幕が終わって、次の一幕が始まるまでの間。舞台に幕が下りている間。(出典:デジタル大辞泉)
「幕間」は演劇などで一つの場面が終わって、次の場面が始まるまでの間の時間を表します。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・初めての幕間に良人は煙草たばこをのみに出て行って、彼女は席に居のこった。
(出典:チェーホフ・アントン『犬を連れた奥さん』)
・三座のように悠長な幕間をとっていたら、掛け小屋の見物は帰ってしまう。
(出典:皆川博子『恋紅』)
・ただし必要なら、彼女はあの幕間狂言の録音を再生するつもりだった。
(出典:アン・マキャフリー『歌う船』)
・すべての事件が彼の人生の幕間でしかないかのようだった。
(出典:シムノン/長島良三訳『メグレと宝石泥棒』)
・だから幕間に廊下に出たって誰にも会いはしませんよ。
(出典:福永武彦『海市』)
類語
・合間(あいま)
意味:物事のとぎれる間の時間。(出典:デジタル大辞泉)
・中休み(なかやすみ)
意味:劇場での幕間の休み。(出典:デジタル大辞泉)
・小休(しょうきゅう)
意味:少し休むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・絶え間(たえま)
意味:物事の中断しているあいだ。(出典:デジタル大辞泉)
・インターバル
意味:劇場などの休憩時間。(出典:デジタル大辞泉)