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先達とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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先達

「偉大な先達」などのように使う「先達」という言葉。

「先達」は、音読みで「せんだつ」と読みます。

「先達」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「先達」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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先達の意味

「先達」には次の二つの意味があります。

1 他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。
2 道などを案内すること。案内人。また、指導者。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味、使い方、類語については下記の通りです。

先達の意味①「他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。」

「先達」の一つ目の意味は「他の人より先にその分野に進み、業績・経験を積んで他を導くこと。また、その人。先輩。」です。

「先にその道に通達して、他の人を導く人」という意味です。
わかりやすく言えば「先輩」のことです。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・人生の先達でもあり、師でもある、大きな存在であった。
(出典:田辺聖子『新源氏物語』)

・日本のイタリア研究の先達の一人である。
(出典:木村裕主『ムッソリーニの処刑』)

・あたしどもの大先達ではございませんか。
(出典:篠田達明『にわか産婆・漱石』)

・本書には、すでにすぐれた先達によるいくつかの訳業があります。
(出典:アラン/宗左近訳『幸福について(上)』)

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類語

・先輩(せんぱい)
意味:年齢・地位・経験や学問・技芸などで、自分より上の人。(出典:デジタル大辞泉)

先学(せんがく)
意味:学問上の先輩。先覚。(出典:精選版 日本国語大辞典)

先覚(せんかく)
意味:学問や見識のすぐれている先輩。先学。先進。(出典:デジタル大辞泉)

上司(じょうし)
意味:その人より役職が上位の人。上役。(出典:デジタル大辞泉)

先達の意味②「道などを案内すること。案内人。また、指導者。」

「先達」の二つ目の意味は「道などを案内すること。案内人。また、指導者。」です。

特に、修験道で「他の修行者を導くことや、導く人」を意味することもあります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・山へ入ったら先達のこのおれのいうことを聞いてくれねえとこまる。
(出典:新田次郎『槍ヶ岳開山』)

・三の池から奥へは余程行を積んだ先達でないと行かれない。
(出典:木暮理太郎『木曾御岳の話』)

先達は皆さん此所は不淨場でありますといって自分が先に小便をした。
(出典:長塚節『鉛筆日抄』)

・一遍が己が精神的先達としてあげているもう一人は教信沙弥である。
(出典:唐木順三『無用者の系譜』)

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類語

・手引(てびき)
意味:新たに始める人のために手ほどきをすること。また、そのための書物。(出典:デジタル大辞泉)

案内(あんない)
意味:道や場所を知らない人をそこに導くこと。また、ある地域を見せて歩くこと。(出典:デジタル大辞泉)

・先導(せんどう)
意味:先に立って導くこと。(出典:デジタル大辞泉)

・露払い(つゆはらい)
意味:貴人の先に立って道を開くこと。また、その役を務める人。転じて、行列などの先導をすること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

・嚮導(きょうどう)
意味:先に立って案内すること。また、その人。(出典:デジタル大辞泉)

ガイド
意味:案内すること。また、案内人。特に、登山・観光などにいう。(出典:デジタル大辞泉)

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