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幾重とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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幾重

「幾重にも重なる」などのように使う「幾重」という言葉。

「幾重」は、音読みで「いくえ」と読みます。

「幾重」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「幾重」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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幾重の意味

「幾重」には次の意味があります。

何枚も重なっていること。いくつかの重なり。(出典:デジタル大辞泉)

「幾重」は「幾重にも重なっている雲」などのように、物事が重なっている状態を表します。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・広場の中央に、雪の広場に氷の筋が、幾重《いくえ 》にも走っている。
(出典:宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー-下巻』)

・そしてこの強き慈悲は幾重ともなく私の生命のうちにないこまれました。
(出典:タゴール『タゴール詩集』)

・山桜の花は幾重もかさなりて、木のもとの苔こけの青さも見えぬほどである。
(出典:風巻景次郎『中世の文学伝統』)

・暗黒が幾重もの層をなして、私の体にのしかかっているだけだった。
(出典:村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 2』)

・海はただ幾重かの海苔粗朶の向うに青あおと煙っているばかりである。
(出典:芥川竜之介『少年』)

類語

重なり(かさなり)
意味:重なること。また、重なっている状態。(出典:デジタル大辞泉)

多重(たじゅう)
意味:いくつも重なること。(出典:デジタル大辞泉)

重層的(じゅうそうてき)
意味:いくつもの層にかさなっているさま。(出典:デジタル大辞泉)

多層(たそう)
意味:層が多いこと。複数の要素が積み重なっている構造を表現する言葉。(出典:デジタル大辞泉)

層々(そうそう)
意味:幾重にもかさなっているさま。(出典:デジタル大辞泉)

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