帰還
「帰還兵」などのように使う「帰還」という言葉。
「帰還」は、音読みで「きかん」と読みます。
「帰還」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「帰還」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
帰還の意味
「帰還」には次の意味があります。
・遠方から帰ってくること。特に、戦場などから基地・故郷などに帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
「帰還」は戦地などから無事に帰ってくる時などによく使われます。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・現代に帰還した二人は、世界がまったく違ってしまっていることに驚く。
(出典:山本弘『神は沈黙せず』)
・予定より早い帰還なので、現地でもそれに対する準備は何もできていないだろうと思う。
(出典:井上靖『私の西域紀行(下)』)
・ピサロと数人の部下を除いては隊員は悉く帰還を切望するようになった。
(出典:和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』)
・その帰還者が全然の独り者だったら、悲惨なことなどありはしないのだ。
(出典:豊島与志雄『自由人』)
・あなたがたの無事な帰還を、一日も早くと祈っているにちがいありません。
(出典:三浦綾子『ちいろば先生物語』)
類語
・生還(せいかん)
意味:危険な状態をきりぬけて生きて帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
・帰郷(ききょう)
意味:故郷に帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
・帰省(きせい)
意味:郷里に帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
・帰宅(きたく)
意味:自分の家に帰ること。(出典:デジタル大辞泉)
・帰着(きちゃく)
意味:帰りつくこと。(出典:デジタル大辞泉)