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工面とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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工面

「お金を工面する」などのように使う「工面」という言葉。

「工面」は、音読みで「くめん」と読みます。

「工面」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「工面」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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工面の意味

「工面」には次の意味があります。

物事の手段、方法に関する工夫。(出典:精選版 日本国語大辞典)
「工面」をわかりやすく言うと「ある目的を達成するために行う算段」という意味になります。

具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・その女は今は近所に住んでいる小工面のよいある大工に嫁入りしていた。
(出典:徳田秋声『黴』)

・どうかして僕が他よそから工面しなければならないのは貴女あなたにも解わかるでせう。
(出典:国木田独歩『節操』)

・好いた女を連れて旅行するくらゐな金はどうかして工面がつくものだよ。
(出典:正宗白鳥『孫だち』)

・ぐずぐずしていたら、どこへ行っても金の工面がつかなくなってしまう。
(出典:ジョイス/飯島淳秀訳『ダブリン人』)

・或はそのための旅に出るだけの金も、工面すれば出来ない筈はなかった。
(出典:豊島与志雄『父の形見』)

類語

工夫(くふう)
意味:よい方法や手段をみつけようとして、考えをめぐらすこと。(出典:デジタル大辞泉)

算段(さんだん)
意味:工夫(くふう)すること。手段を考えること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

調達(ちょうたつ)
意味:金品をとりそろえること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

遣繰(やりくり)
意味:不十分なものをあれこれ工夫して都合をつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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