スポンサーリンク

八百長とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

スポンサーリンク

八百長

「八百長試合」などのように使う「八百長」という言葉。

「八百長」は、音読みで「やおちょう」と読みます。

「八百長」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「八百長」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

スポンサーリンク

八百長の意味

「八百長」には次の意味があります。

勝負事で、前もって勝敗を打ち合わせておいて、うわべだけ真剣に勝負すること。なれあいの勝負。またはなれあいで事を運ぶこと(出典:デジタル大辞泉)

「八百長」という言葉は、明治時代、八百屋の長兵衛という人物が得意顧客(相撲取り)との囲碁の勝負にわざと負けていたことに由来します。当時は相撲のみに使われる言葉でしたが、現在では勝負事、ひいてはそれ以外でもなれあいによる出来レース全般に使われるようになりました。

具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・おれが八百長に手を染めていると知ったときの連中の顔はお笑いだった。
(出典:馳星周『夜光虫』)

・それは明かに八百長と認めて、懲戒処分の長立合を強行させたのである。
(出典:栗島山之助『呑み込み八百長』)

・君、も一度やって、八百長でないところを見せてやろうじゃありませんか。
(出典:豊島与志雄『月かげ』)

・僕は、極論すれば、八百長レースが行われたっていいとさえ考えている。
(出典:山口瞳『草競馬流浪記』)

・相手が勝手に土俵へ落ちたのだが、結果として八百長相撲は成立しなかった。
(出典:もりたなるお『土俵に棲む鬼 相撲小説集』)

類語

計略(けいりゃく)
意味:目的が達せられるように前もって考えておく手段。また、相手をだまそうとするたくらみ。はかりごと。策略。(出典:デジタル大辞泉)

共謀(きょうぼう)
意味:二人以上の者が合意して悪事などをたくらむこと。(出典:デジタル大辞泉)

通謀(つうぼう)
意味:相手方とあらかじめ示し合わせて事をたくらむこと。(出典:デジタル大辞泉)

出来レース(できれーす)
意味:八百長・談合などにより、始める前から結果が分かっている勝負や競争。(出典:デジタル大辞泉)

悪計(あっけい)
意味:邪悪な計略。奸計(かんけい)。わるだくみ。(出典:デジタル大辞泉)

タイトルとURLをコピーしました