屈指
「日本で屈指の実力者」などのように使う「屈指」という言葉。
「屈指」は、音読みで「くっし」と読みます。
「屈指」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「屈指」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
屈指の意味
「屈指」には次の意味があります。
・《指を折って数える意から》多くの中で、特に数え上げるに値するほどすぐれていること。指折り。(出典:デジタル大辞泉)
「屈指」をわかりやすく言うと「指で数えられるくらい数が少なく、優れていること」という意味になります。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そんな中で屈指の美人姉妹に席をつめてもらえる俺は絶対についている。
(出典:林亮介『和風Wizardry純情派 1』)
・髪をのばしたため、イラストが本作で屈指の可愛さになってしまいました。
(出典:平坂読『ホーンテッド! シリーズ作者解説』)
・木蘭を演じた人は、当時の中国でも屈指の美人女優であったとか。
(出典:田中芳樹『風よ、万里を翔けよ』)
・デルフィニアのコーラル城は大陸でも屈指の名城として知られている。
(出典:茅田砂胡『デルフィニア戦記 第7巻 「コーラルの嵐」』)
・秀麗な山容と山頂の薬師堂のために、日本でも屈指の名山になっている。
(出典:海音寺潮五郎『天と地と(一)』)
類語
・指折り(ゆびおり)
意味:多くの中で、指を折って数え上げるほどに、すぐれていること。屈指。(出典:デジタル大辞泉)
・傑出(けっしゅつ)
意味:多くのものの中でずばぬけてすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)
・秀逸(しゅういつ)
意味:他のものに比べてぬきんでてすぐれていること。また、そのさま。古くは、特に歌、句などの選考で最高の評価をいう。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・出色(しゅっしょく)
意味:他より目立ってすぐれていること。(出典:デジタル大辞泉)
・抜群(ばつぐん)
意味:多くのものの中で特にすぐれていること。とびぬけてすぐれていること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)