屈強
「屈強な男たち」などのように使う「屈強」という言葉。
「屈強」は、音読みで「くっきょう」と読みます。
「屈強」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「屈強」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
屈強の意味
「屈強」には次の意味があります。
・きわめて力が強く頑丈なさま。(出典:デジタル大辞泉)
「屈」と「強」は、どちらも「つよい」という意味を持つ漢字であり、「屈強」は同じ意味の漢字を重ねた二字熟語です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・屈強な男であの海で命を落としたものをわしは何人見たかわからないんだよ!
(出典:ヴェルヌ/大久保和郎訳『氷海越冬譚』)
・いかにして屈強なる体格を有する人民は社会を支配することを得たるか。
(出典:徳富蘇峰『将来の日本』)
・やはりここは屈強の家来が刀をぬいて、とするのが穏当ではあるまいか。
(出典:半藤一利『幕末辰五郎伝』)
・そこで火をつけているのは大僕と禁軍将軍を始めとする屈強揃いの者たちだ。
(出典:同人『十二国記』)
・ドアがあいて、見るからに屈強そうな制服の男が二人入ってきた。
(出典:クイーン/田村隆一訳『最後の悲劇』)
類語
・頑丈(がんじょう)
意味:からだが丈夫なさま。また、物の作りが堅牢なさま。(出典:デジタル大辞泉)
・頑健(がんけん)
意味:からだが丈夫で、非常に健康なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・剛健(ごうけん)
意味:男性的で、心身が強くたくましいこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・精強(せいきょう)
意味:とびぬけて強いこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)
・逞しい(たくましい)
意味:からだが頑丈で、いかにも強そうに見える。(出典:デジタル大辞泉)