定員
「定員に達し次第受付終了」などのように使う「定員」という言葉。
「定員」は、音読みで「ていいん」と読みます。
「定員」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「定員」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
定員の意味
「定員」には次の意味があります。
・規則によって定められた組識などの人数。また、乗り物・会場などの安全を考慮した上での収容人数。(出典:デジタル大辞泉)
「定員」とは、あるものの収容に関する上限になる人数のことです。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・もちろん工場の定員が一杯のときは、金曜になっても誰も新入は来ません。
(出典:安部譲二『ぼくのムショ修業』)
・下山氏は、国鉄整理が単なる定員法による経済的理由と単純に解釈した。
(出典:松本清張『日本の黒い霧(下)』)
・定員いっぱいまでのせた乗組員の中の大勢の失踪者のひとりだったのである。
(出典:リン・カーター『レムリアン・サーガ/ゾンガーシリーズ(全6巻) 6 海賊と闘うゾンガー』)
・戦時で昇進しても、定員の関係で、平時になると降等になることが多い。
(出典:児島襄『指揮官』)
・彼は定員過剰のボートで三千六百マイルの航海を成し遂げてしまったのだ。
(出典:A・バートラム・チャンドラー『銀河辺境シリーズ(全25巻) 7 傷ついた栄光』)
類語
・人数(にんずう)
意味:ひとのかず。(出典:デジタル大辞泉)
・員数(いんずう)
意味:かず。特に、ある枠内の一定のかず。(出典:デジタル大辞泉)
・人員(じんいん)
意味:集団や組織体を構成する人の数。また、構成する人。(出典:デジタル大辞泉)
・頭数(あたまかず)
意味:人かず。人数。また、特に何かをする時、必要な人数。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・人口(じんこう)
意味:人の数。特に、一国、または一定の地域内に住む人の総数。(出典:デジタル大辞泉)