安眠
「手を繋ぐと安眠できるようだ」などのように使う「安眠」という言葉。
「安眠」は、音読みで「あんみん」と読みます。
「安眠」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「安眠」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
安眠の意味
「安眠」には次の意味があります。
・安らかにぐっすり眠ること。(出典:デジタル大辞泉)
「安眠」とは、何の心配もなく安心してぐっすりと深い眠りにつくことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・とにかく今夜一晩だけでもあの包みなしに安眠したいと思ったのである。
(出典:森鴎外『襟』)
・僕もやはり若干そういう気持がしたので、今まで安眠ができたわけです。
(出典:ドストエフスキー/中山省三郎訳『白痴(下)』)
・寺から帰ると疲れているのを感じたが、まるで安眠できなかったのである。
(出典:フーリック/大室幹雄訳『中国黄金殺人事件』)
・だけど、あれ以来というもの、わしは一度だって安眠したことがないんだ。
(出典:ルナール/窪田般彌訳『にんじん』)
・どうして同じ人間でありながらこの苦痛に耐えて、しかも安眠できるのだろう?
(出典:横尾忠則『わが坐禅修行記』)
類語
・快眠(かいみん)
意味:気持ちよく眠る。(出典:普及版 字通)
・睡眠(すいみん)
意味:眠ること。眠り。内的原因によって周期的に起こり、一種の無意識状態で外界への働きかけがほとんどなくなった状態。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・熟睡(じゅくすい)
意味:ぐっすりとよく眠ること。(出典:デジタル大辞泉)
・眠り込む(ねむりこむ)
意味:よく寝入る。ぐっすり眠る。(出典:デジタル大辞泉)
・爆睡(ばくすい)
意味:俗に、少しのことでは目が覚めないくらい深く眠り込むこと。(出典:デジタル大辞泉)