婚約
「婚約期間」などのように使う「婚約」という言葉。
「婚約」は、音読みで「こんやく」と読みます。
「婚約」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「婚約」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
婚約の意味
「婚約」には次の意味があります。
・婚姻の約束をかわすこと。結婚を約束し合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
わかりやすく言うと「将来、お互いに結婚することを約束すること」という意味です。
具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・この婚約こそは、娘の心をほかの男に向けさせない決定的な保証なのだ。
(出典:A・C・ドイル『新潮文庫 シャーロックホームズ全集 花婿失踪事件』)
・あの婚約文書は彼女の主張を少なくとも半分は裏づけるものと思われる。
(出典:エディングス『ベルガリアード物語4 魔術師の城塞』)
・僕も結婚した記憶ははっきりしてるんだが、婚約した思い出は全然ない。
(出典:ワイルド/渡辺純訳『ドリアン・グレイの肖像』)
・婚約したからといって、そのまま結婚するとはきまっていませんからな。
(出典:ユゴー/辻昶,松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(下)』)
・お互いに気に入らないのだから、婚約はなしということにしましょうよ。
(出典:森瑤子『望郷』)
類語
・契り(ちぎり)
意味:ちぎること。約束。誓い。(出典:デジタル大辞泉)
・婚姻(こんいん)
意味:結婚すること。(出典:デジタル大辞泉)
・許嫁/許婚(いいなずけ)
意味:双方の親が、子供が幼いうちから結婚させる約束をしておくこと。(出典:デジタル大辞泉)
・プロポーズ
意味:申し込むこと。特に、結婚の申し込みをすること。(出典:デジタル大辞泉)
・入籍(にゅうせき)
意味:俗に、男女が婚姻届を出して新しい戸籍を作り、そこに入ること。(出典:デジタル大辞泉)