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天下泰平とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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天下泰平

「天下泰平の世の中」などのように使う「天下泰平」という言葉。

「天下泰平」は、音読みで「てんかたいへい」と読みます。

「天下泰平」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「天下泰平」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。

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天下泰平の意味

「天下泰平」には次の意味があります。

天下がよく治まって平和なこと。平穏無事なこと。また、何事もないようにのんびりしていること。(出典:四字熟語を知る辞典)

「天下泰平」を分かりやすく言うと、「争いがなく、心配事もなく、呑気な状態のこと」という意味になります。
「天下太平」と表記する場合もあります。

具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。

使い方・例文

・彼らは天下泰平の夢を見続けて、今に至るまで一つの組合さえ持たなかったのである。
(出典:伊丹万作『映画界手近の問題』)

・将軍あってこその天下泰平と信じているから、慶喜継嗣をだれよりも喜んだ。
(出典:半藤一利『幕末辰五郎伝』)

・徳川将軍の御威光とやらで、もう百何十年も天下泰平の世の中がつづいているのだ。
(出典:池波正太郎『剣客商売 1』)

・英 次 こんな天下泰平な日がつづくとは思わなかったよ。
(出典:武者小路実篤『愛慾・その妹』)

・戦国時代を過ぎて天下泰平の江戸時代になると、武士にもずいぶん臆病なのが現われる。
(出典:西沢爽『雑学猥学』)

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類語

安穏(あんのん)
意味:心静かに落ち着いていること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

平安(へいあん)
意味:やすらかで変わったことのないこと。無事平穏なこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

平穏無事(へいおんぶじ)
意味:穏やかで、何も変わったこともなく安らかであること。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)

無風(むふう)
意味:波乱・混乱のないこと。他からの影響がなく平穏なこと。(出典:デジタル大辞泉)

恙無い(つつがない)
意味:無事である。健康である。支障がない。(出典:精選版 日本国語大辞典)

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