塾
「塾通い」などのように使う「塾」という言葉。
「塾」は、音読みで「じゅく」と読みます。
「塾」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「塾」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
塾の意味
「塾」には次の意味があります。
・年少者に学問・技芸を教える私設の小規模な学舎。(出典:デジタル大辞泉)
一般的な学校で学習する以外に、更に目的を持って、教養やお稽古事を習得する公的ではない、私的な学習の場のことを言います。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・私が真実に小諸を去らうと思ひ立つて居ることは塾の同僚に知れて来た。
(出典:島崎藤村『突貫』)
・塾へ行かない子を未塾児というそうだが、そんな子は少なくなっている。
(出典:上野正彦『死体は生きている』)
・人の命がかかっているにもかかわらず、母の命令で予定通り塾へ行った。
(出典:山田悠介『パズル』)
・案の定私は一次で不合格、塾に通っていたこずえちゃんも一次で落ちた。
(出典:柳美里『水辺のゆりかご』)
・ほとんどが勤め帰りか、塾から帰ってきたと思われる子供たちだった。
(出典:勝目梓『炸裂』)
類語
・学園(がくえん)
意味:現在では下級から上級にわたる幾つかの学校を含んだ組織をいうことが多い。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・予備校(よびこう)
意味:上級の学校、特に大学への進学希望者に、入学試験準備のための教育をする各種学校。(出典:デジタル大辞泉)
・学舎(がくしゃ)
意味:学問をする所。まなびや。学校。(出典:デジタル大辞泉)
・学府(がくふ)
意味:学問をする人々の集まる所。(出典:デジタル大辞泉)
・学び舎(まなびや)
意味:学問をする所。学校。また、校舎。(出典:デジタル大辞泉)