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顧慮とは?意味、類語、使い方・例文をわかりやすく解説

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顧慮

「意見を顧慮する」などのように使う「顧慮」という言葉。

「顧慮」は、音読みで「こりょ」と読みます。

「顧慮」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「顧慮」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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顧慮の意味

「顧慮」には次の意味があります。

ある事をしっかり考えに入れて、心をくばること。(出典:デジタル大辞泉)

「顧慮」をわかりやすく言うと「ある事をしっかり汲み取って気を配ること」という意味になります。

小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。

使い方・例文

・だがすこしまえまでは他人への顧慮ということが彼の誇りであったのだ。
(出典:カフカ/高橋義孝訳『変身』)

・この町で大人は子供の楽しみのために顧慮する時間を持っていない。
(出典:宮本百合子『ロンドン一九二九年』)

・何物にも顧慮せずに自己の所信に向つて進む彼女の自由な態度であつた。 
(出典:伊藤野枝『乞食の名誉』)

・私はどうして頑固な父の反對も顧慮しないで養父の許に走つたのでせう。
(出典:長塚節『教師』)

・しかし哲学に対する顧慮は、私の文学に対する愛をふしぎに臆病にさせた。
(出典:三木清『語られざる哲学』)

類語

考慮(こうりょ)
意味:さまざまな物事に思いを巡らせて考えること、考えのうちに含めることなどを意味する表現。(出典:実用日本語表現辞典)

配慮(はいりょ)
意味:心をくばること。心づかい。(出典:デジタル大辞泉)

勘考(かんこう)
意味:よく考えること。思案。(出典:デジタル大辞泉)

配意(はいい)
意味:よく考えること。思案。(出典:精選版 日本国語大辞典)

留意(りゅうい)
意味:ある物事に心をとどめて、気をつけること。(出典:デジタル大辞泉)

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