塗装
「塗装が剥げる」などのように使う「塗装」という言葉。
「塗装」は、音読みで「とそう」と読みます。
「塗装」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「塗装」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
塗装の意味
「塗装」には次の意味があります。
・保護・装飾のため、材料の表面に、ペンキ・ニスなどを塗ったり吹きつけたりすること。(出典:デジタル大辞泉)
主に物体の見た目をよくするために表面をペンキなどで塗るときに使います。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・いや、基本の塗装とそうは白だったが、いくつかの箇所かしょは赤く塗装されている。
(出典:賀東招二『フルメタル・パニック!9 つどうメイク・マイ・デイ』)
・細いトラスだけが縦横に入り組んで塗装もしていない船殻を支えていた。
(出典:光瀬龍『墓碑銘二〇〇七年』)
・警察署はまだ塗装の臭いも残っている、新しく清爽せいそうとした建物であった。
(出典:泡坂妻夫『乱れからくり』)
・その背後には、真新しい塗装を陽光に光らせている航空機の姿があった。
(出典:九条公人『輸送艦おおすみ戦記』)
・父は祖父が経営する塗装会社に勤め、母は病院の事務をとっている。
(出典:井田真木子『もうひとつの青春 同性愛者たち』)
類語
・塗抹(とまつ)
意味:ぬりつけること。なすりつけること。塗布。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・塗布(とふ)
意味:表面にぬりつけること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・塗擦(とさつ)
意味:塗りつけて、すり込むこと。(出典:デジタル大辞泉)
・装飾(そうしょく)
意味:飾ること。美しく装うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・塗る(ぬる)
意味:物の表面に塗料や液状のものなどをこするようにしてつける。(出典:デジタル大辞泉)