団欒
「家族の団欒を楽しむ」などのように使う「団欒」という言葉。
「団欒」は、音読みで「だんらん」と読みます。
「団欒」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「団欒」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
団欒の意味
「団欒」には次の意味があります。
・家族や親しい者同士が集まって、楽しく語りあったりして時をすごすこと。親密で楽しい会合。うちとけた会合。(出典:精選版 日本国語大辞典)
親しい者たちが集まって楽しく時を過ごすことを指す言葉です。
月などが丸いことや集まって車座に座ることを意味することもあります。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・そこには私が実家に住んでいた時と同じ、家族の団欒の雰囲気が漂っていた。
(出典:群ようこ『無印不倫物語』)
・日曜日は家庭団欒で過ごしてこそ、生きる意欲も喜びも生まれましょう。
(出典:森瑤子『望郷』)
・いつか消えてしまった時間の中に、この絵と一家の団欒があった。
(出典:阿刀田高『時のカフェテラス』)
・母や姉には団欒のシンボルとして手放しにくい気分があったのかもしれない。
(出典:阿刀田高『時のカフェテラス』)
・皆でテレビを見ながら、いわゆる家族の団欒をしているでしょう。
(出典:板東眞砂子『狗神』)
類語
・饗宴(きょうえん)
意味: 酒食の席をもうけて客をもてなすこと。また、その宴席。さかもり。饗筵。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・団居(まどい)
意味:1か所に集まり会すること。特に親しい者どうしが集まって楽しむこと。(出典:デジタル大辞泉)
・寄り合い(よりあい)
意味:原則として地域社会または地域の農業生産に関わる事項について、農業集落の人達が協議を行うため開く会合をいう。
ただし、婦人会、子供会、青年団、4Hクラブ等のサークル活動的なものは除いた。(出典:農業関連用語)
・会談(かいだん)
意味:寄り集まって話をすること。面会して話し合うこと。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・和気靄靄(わきあいあい)
意味:なごやかで楽しい気分が満ちているさま。(出典:デジタル大辞泉)