問答無用
「問答無用で処分される」などのように使う「問答無用」という言葉。
「問答無用」は、音読みで「もんどうむよう」と読みます。
「問答無用」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「問答無用」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
問答無用の意味
「問答無用」には次の意味があります。
・あれこれ議論してもなんの利益もないこと。また、もはや議論する必要のないこと。(出典:デジタル大辞泉)
「無用」は用のないさま、役に立たないさまを指します。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・それ以上に自身が士郎を問答無用で幸せにしてやると決めたではないか
(出典:言乃葉『出席番号32番 衛宮』)
・それはもう良いとか悪いとかの問題じゃなくって問答無用でダメなのだ。
(出典:有沢まみず『いぬかみっ!2』)
・このまま問答無用でも良かったが、ジュウは一応訊いてみることにした。
(出典:片山憲太郎『電波的な彼女1』)
・それを問答無用、“見る”だけで可能とする事がどれほどの神秘なのか。
(出典:奈須きのこ『Fate/stay night 桜 Heavens Feel TrueEnd -春に帰る』)
・問答無用の銃撃に対して、こちらは岩角に身を竦めている以外になかった。
(出典:森村誠一『恐怖の骨格』)
類語
・一議に及ばず(いちぎにおよばず)
意味:あれこれ議論するまでもない。問題にするまでもない。(出典:デジタル大辞泉)
・有無を言わせず(うむをいわせず)
意味:承知、不承知の答えもさせない。いやおうなしに。むりやりに。うむない。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・否応無し(いやおうなし)
意味:いやといおうがよいといおうが、それにかかわりなく。文句を言わせないさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・高慢(こうまん)
意味:自分は才能、能力、容貌などがすぐれているとうぬぼれ、得意がること。また、そのさま。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・権柄尽く(けんぺいづく)
意味:権力に任せて、強引に事を行うこと。また、そのさま。(出典:デジタル大辞泉)