同感
「私も同感です」などのように使う「同感」という言葉。
「同感」は、音読みで「どうかん」と読みます。
「同感」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「同感」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。
同感の意味
「同感」には次の意味があります。
・同じように感じること。その意見や考えに賛成であること。また、そのような意見や考え。(出典:デジタル大辞泉)
つまり「同感」とは、「人と同じように考えたり感じたりすること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方や類語は下記の通り。
使い方・例文
・お説には、私も同感でございます。
(出典:クリスティ/松本恵子訳『エッジウェア卿の死』)
・小説などに描かれた恋愛に同感できるものはほとんど無かった。
(出典:倉田百三『愛と認識との出発』)
・ストライキ反対派の中に同感の意を表したものも多少あった。
(出典:下村湖人『次郎物語』)
・この本が、同情と同感のためばかりに読まれるべきだとは考えられない。
(出典:宮本百合子『『この果てに君ある如く』の選後に』)
・民衆の生活雰囲気から同感を持たれない者は、常に一種の異邦人である。
(出典:豊島与志雄『異邦人の意欲』)
類語
・同調(どうちょう)
意味:他に調子を合わせること。他人の意見・主張などに賛同すること。(出典:デジタル大辞泉)
・共感(きょうかん)
意味:他人の考え、主張、感情を、自分もその通りだと感じること。また、その気持。同感。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・シンパシー
意味:同情。また、共感。共鳴。(出典:デジタル大辞泉)
・共鳴(きょうめい)
意味:ある事実や考えなどに同感すること。すばらしいと思ったり、その通りだと感じたりすること。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・意気投合(いきとうごう)
意味:互いの心と心とが、ぴったり一致すること。(出典:四字熟語を知る辞典)