叔母
「私の叔母さん」などのように使う「叔母」という言葉。
「叔母」は、音読みで「おば」と読みます。
「叔母」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「叔母」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
叔母の意味
「叔母」には次の意味があります。
・父母の姉や妹。また、父母の兄弟の妻。父母の姉には「伯母」、妹には「叔母」の字を用いる。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「自分の父親や母親の姉妹」または「自分の父親や母親の兄弟の妻」という意味です。
「叔母」の反対語は「叔父(おじ)」です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・叔父や叔母のいう事に一としてそれらしい権威を含んだものはなかった。
(出典:伊藤野枝『わがまま』)
・母はうすぐらいところで東京の叔母のところへ手紙をかいておりました。
(出典:久坂葉子『落ちてゆく世界』)
・叔父が帰ると、すぐにまた祖母がやって来て叔母に一緒に帰れといった。
(出典:金子ふみ子『父』)
・胸がいっぱいになるときには、大きな友だちたる叔母をたずねていった。
(出典:ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』)
・野原では、私は富ちゃんと叔母さまに何を云ったとお思いになりますか?
(出典:宮本百合子『獄中への手紙』)
類語
・伯母(はくぼ)
意味:父、または母の姉。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・大叔母(おおおば)
意味: 祖父母の姉妹。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・親族(しんぞく)
意味:血縁関係・婚姻関係のある人々。(出典:デジタル大辞泉)
・縁者(えんじゃ)
意味:親戚関係でつながっている者。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・三親等(さんしんとう)
意味:自己(配偶者)と曾祖父母・伯叔父母・曾孫・甥姪との関係。(出典:精選版 日本国語大辞典)