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内職とは?意味や使い方・例文をわかりやすく解説

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内職

「母の内職」などのように使う「内職」という言葉。

「内職」は、音読みで「ないしょく」と読みます。

「内職」とは、どのような意味の言葉でしょうか?

この記事では「内職」の意味や使い方について、小説などの用例を紹介して、わかりやすく解説していきます。

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内職の意味

「内職」には主に次の二つの意味があります。

1家庭の主婦などが家計の助けに主として自宅でする賃仕事。
2本職とは別に、収入を得るためにする仕事。(出典:デジタル大辞泉)

それぞれの意味や使い方については下記の通りです。

内職の意味①「家庭の主婦などが家計の助けに主として自宅でする賃仕事。」

「内職」の一つ目の意味は「家庭の主婦などが家計の助けに主として自宅でする賃仕事。」です。

 昭和時代では、男性が仕事に赴き、女性が一般家事の合間にちょっとした作業を低賃金で請け負うことがありました。低賃金ではあるけれど生活費を稼ぐ手段としては最も重要な手段の一つでした。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・残り一畳半のスペースには、母親の内職材料が山のように積んであった。
(出典:半村良『闇の中の系図』)

・それは、一年ほど前に、妻が自分からいい出してはじめた内職であった。
(出典:三浦哲郎『忍ぶ川 他』)

・夫婦二人きりの家庭で、母とは針仕事の内職から知り合ったものらしい。
(出典:吉川英治『忘れ残りの記』)

・侍の内職などいうものがそろそろはじまったのもこのころからのことである。
(出典:山田風太郎『伊賀の聴恋器』)

・そしてその横ではいつも暗い目をして母親が内職をしていた。
(出典:群ようこ『撫で肩ときどき怒り肩』)

内職の意味②「本職とは別に、収入を得るためにする仕事。」

「内職」の二つ目の意味は「本職とは別に、収入を得るためにする仕事。」です。

 こちらは現在の「副業」という意味合いが強く、日々の合間に行うお金稼ぎの手段のことです。「内緒の仕業」です。

小説などでの具体的な使い方は下記の通り。

使い方・例文

・半分は楽しみであったろうが半分は内職にしているらしいという事であった。
(出典:寺田寅彦『球根』)

・以前は授業を聞いていた者も、受験のために内職をするようになっていた。
(出典:稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』)

・それでこの家が最も大きく、内職に旅籠屋もやれるというわけであった。
(出典:笹沢左保『雪に花散る奥州路』)

・門番は内職をして小金を溜めているということを知っているからであった。
(出典:岡本綺堂『両国の秋』)

・今日明日の小口の金に困っている人間は多く、内職はけっこう繁盛した。
(出典:森村誠一『花刑』)

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