反乱
「反乱を起こす」などのように使う「反乱」という言葉。
「反乱」は、音読みで「はんらん」と読みます。
「反乱」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「反乱」の意味や使い方や類語について、小説などの用例を紹介しながら、わかりやすく解説していきます。
反乱の意味
「反乱」には次の意味があります。
・権力や支配者に背いて武力行動を起こすこと。(出典:デジタル大辞泉)
わかりやすく言えば「政府などの支配者に対して、支配されている人々が、武力を用いて反抗すること」という意味です。
小説などでの具体的な使い方・例文や類語は下記の通り。
使い方・例文
・二人を留めおいたなら、王に対する反乱ということになりかねなかった。
(出典:黒岩重吾『白鳥の王子 ヤマトタケル 5 東征の巻(下)』)
・反乱には違いなかったがその規模は戦争と呼んでも差し支えなかった。
(出典:ろくごまるに『封仙娘娘追宝録9 刃を砕く復讐者(下)』)
・理由のない反乱を起こされることほど、始末に困るものもないであろう。
(出典:酒見賢一『後宮小説』)
・たとい眼の前で反乱の鬨の声があがっても気にしなくていいと思っていた。
(出典:ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録』)
・それまでにおこったすべての反乱に対して同じ役をつとめてきたように。
(出典:ユゴー/榊原晃三訳『九十三年』)
類語
・テロル
意味:暴力行為あるいはその脅威によって、敵対者を威嚇(いかく)すること。(出典:デジタル大辞泉)
・テロリズム
意味:一定の政治目的のために、暗殺や暴行、粛清などの直接的な恐怖手段に訴える主義。(出典:精選版 日本国語大辞典)
・デモ
意味:抗議や要求の主張を掲げて集会や行進を行い、団結の威力を示すこと。(出典:デジタル大辞泉)
・クーデター
意味:既存の支配勢力の一部が非合法的な武力行使によって政権を奪うこと。(出典:デジタル大辞泉)
・蜂起(ほうき)
意味:ハチが巣から一斉に飛びたつように、大勢が一時に暴動・反乱などの行動を起こすこと。(出典:デジタル大辞泉)